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ほげろぐ。

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北岡夢子『夢子』1988

夢子

1985年にサンミュージックのオーディションを受け合格、およそ三年後の88年にデビュー。オーディション時は松田聖子さんの「七色のパドル」(『天使のウィンク』C/W)を歌い合格していますが、シングルB面曲を歌って合格するぐらいなので結構な聖子ファンだったよう。歌唱スタイルもかなり松田聖子さんを踏襲したもので80's前半のスタイルで勝負しましたがイマイチ売れずに終わりました。
シングルは7枚残しましたが、オリアルは本作が唯一で山梨鐐平/松宮恭子/伊藤薫/花岡優平(敬称略)...etcが楽曲提供。デビュー曲「憧憬」から学園フォーク風のネオアコな懐かしい雰囲気の路線で攻めていましたが、アルバムも同様。ただし入江純さんを中心としたアレンジはあくまでもデジタル・サウンドで音が立っています。北岡夢子さんは歌は上手い方ですが、声が細くキンキンした部分があるので、もう少し柔らかい音像のほうが良かったかも(?)、声も音もクッキリしていて、通して聴きにくいです。楽曲はいずれもいい塩梅の懐かしさ、徹底した清純路線でそれなりにどの曲もそれなり、個人的にはタッチ的な野球青春POP「Yes.」や「ただいま失恋中」が好きです。ただ正直なところ、顔立ちはお水系(?)なので清純路線を通すのも戦略としてどうなんだろう、という気も。

おすすめ度   ★★★
※1 1988年にフォーライフからCD発売されています。
※2 2008年にキャニオンから再発されています。
配信でも聴けます(Amazon Music) → 🎵
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池田聡『JOY AND PAIN』1987

JOY AND PAIN

「モノクローム・ヴィーナス」に次ぐ代表曲(地味に1987年のレコード大賞金賞にも選ばれています)「濡れた髪のLonely」を収録したセカンドアルバム。インスト一曲を除き13曲収録されておりますが、うち5曲は6分超えという力作。一曲一曲の密度が濃く、また池田聡さん自身の「音楽的ルーツが色濃く反映されたアルバム」(本人談)ということで、曲調がバラエティー豊かになっています。
フィリーソウルな「螺旋パズル」や「Unforgettable」、ゴスペル風の「レクイエム」、ファンクな「サイレント・ステップ」、シングル「濡れた髪のLonely」はヨーロピアンタッチ、多様な曲調を楽しめる上、ハズレがなく見事なほどどれも良い曲。中でも「雨のフォーチュン」「センチメートルの涙」はシングル級の名曲です。素晴らしい出来のアルバムですが、注意したいのは曲順。このアルバム、LPが1987年に発売され、1992年にCD化されているんですが、LPのときは2枚組であったものを1枚にまとめているためか(?)、曲順を大きく変えています。個人的にはLPの曲順で聴くことをオススメしたいところ、こちらのほうが流れが綺麗です。

おすすめ度   ★★★★☆
※ 1987年にテイチクからCD発売されています。【宅配レンタル取扱】GEOTSUTAYA DISCAS

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天地真理『若葉のささやき/さよならだけ残して』1973

若葉のささやき/さよならだけ残して

シングル「ひとりじゃないの」から子ども向けのピースフルなアイドル歌謡を三作連続リリースしましたが、73年に入って一発目の「若葉のささやき」はマイナー調のクラシカルなナンバー。売上48万枚/オリコン1位/レコ大編曲賞受賞と結果も出していますが、こういう曲をもう少し押し出していけば人気も長続きしたかも。この年は後輩アイドルが続々出てアイドル全盛期でした。
本作はアルバムでは最後のオリコン1位獲得作品。構成としてはオリジナル9曲とカバー3曲で構成されたもの、全体的に天地真理さんの得意とするフォーク色強めの曲が多め。「若葉のささやき」、そのカップリングだった「海にたくした願い」、吉田拓郎書下ろしの「さよならだけ残して」、このあたりのA面のオリジナル・ナンバーはいずれも良曲ですが、ただB面のオリジナル曲の出来がちょっと微妙。サウンドの薄さはそのままソフトロック成分が減り、今までの真理さんの音楽の魅力であった品の良さも薄れた感じがします。ボーカルも少し覇気がなく過労がたたっている感じがしますが、フォー・クローバーズのカバー「冬物語」が最高、原曲超えしているかも。短調のメロディーに格式高いサウンドは真理さんの声にピッタリ、冬の寒々とした空気感が伝わる名カバーです。

おすすめ度   ★☆
※ 2006年発売のオリジナルアルバムCD-BOXの中でCD化 ( Sony Music Shop 【発売元】 / Amazon )
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関ゆみ子『Too Many Friends』1990

Too Many Friends

カナダに生まれ香港やアメリカに渡った後、高校3年で日本に戻った1987年にビーイングアーティストオーディションに合格、3年後の1990年にテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』初代オープニング曲「ゆめいっぱい」で歌手デビュー。最近明かされたことですがこの曲を作曲した織田哲郎さんの従兄弟だそう(織田さん自身は歌手選定には関わっていないとのこと)です。
『ちびまる子ちゃん』初代エンディングテーマの「おどるポンポコリン」の大ヒットに隠れ「ゆめいっぱい」はヒットはしませんでしたが、子ども時代の夏休みのワクワクした気持ちを思い出させるような甘酸っぱい名ポップスだと思います。この曲は織田哲郎作品でしたが、関さんは曲を書くこともできる人で、本作はこの曲を除きすべて自作詞、うち6曲は作曲も手掛けています。ボーカリストに徹したポップな「ゆめいっぱい」とは違うナチュラルSSWとガールポップの中間的な肌ざわりで、この方帰国子女なので「Dear Homecoming Queen」みたいなアメリカ舞台の(?)曲があったりほぼ英語詞のバラード「Loving You Truly」があったり想像とはちょっと違いますが、なんとなく懐かしい雰囲気にさせる感じで聴いていてしっくりきます。何より程よくハスキーな声質が心地いい。

おすすめ度   ★★★☆
※ 1990年にBMGビクターからCD発売されています。

山口百恵『横須賀ストーリー』1976

山口百恵さんの全曲サブスク解禁されました!大ニュースです。

横須賀ストーリー

1976年は百恵さんにとって転機の年。なんといっても百恵さん自身が代表作であると自負するシングル「横須賀ストーリー」を発売、オリコン1位を獲得し売上も約66万と自身最大のヒットに。オリコン上では百恵さんのシングルで一番売れた作品になりましたが、ここで阿木燿子&宇崎竜童夫妻が百恵さんのメインライターとなり大きく飛躍。ここから百恵伝説が始まるわけです。
このアルバムではA面を阿木&宇崎夫妻が、B面を佐瀬寿一さん千家さん、三木さん等なじみのメンツが提供。とにかくA面の活きの良さが浮き立ち、船山基紀さんのアレンジも相まって今までのアルバムとは全く雰囲気が変わりました。タイトル曲「横須賀ストーリー」は横須賀の空気感を表現したパーフェクトな代表曲。その他もイタリアンツイスト「自転車の上の彼」やレトロな「クラブサンドウィッチはいかが?」と今までにない曲調にワクワクするし、日常を切り取ったほのぼのフォーク「風たちの午後」の自然な表情も百恵さんらしいです。A面が新鮮だとはいえB面が悪いわけではなく、「魔術師の小夜曲」(荒木由美子)姉妹曲的な「いま目覚めた子供のように」は名曲だし、ラスト「甘い裏切り」も運命を共同するような大仰な緊張感、ドラマ性があり百恵さんの真骨頂です。

おすすめ度   ★★★☆
※1 2003年のオリジナルアルバムBOXに収録されています。
※2 2004年にソニーから紙ジャケCD発売されています。【宅配レンタル取扱】TSUTAYA DISCAS
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